Featured Hiroto Hayashi Chef Knife A-76426

わりと珍しいデザインでございましたので購入してみました。この手のデザインの包丁は、私の知る限り、貝印　関孫六の匠創とツヴィリングヘンケルスのツインフィンだけではないかと存じます。匠創とツインフィンのグリップも私の持ち方（伸ばした人差し指の指先の腹で刃元を押さえ、掌全体で軽く握る）で普通のデザインのグリップよりも握り易くなっておりますのでこの包丁も握り易いのではないかと感じました。届きまして早速箱から出して握って観ましたところ、とても握り易いグリップでございました。匠創はチョット太めで違和感がございましたが、ツインフィンとこの包丁はほとんど違和感なく握ることが出来ました。ただ、３本とも共通して言えることはグリップに上向きの角度が付いておりまして（アップハンドル）、私の調理台の高さではちょっと高すぎるような気がいたします。この包丁の場合あと１０ｃｍほど低ければもっと使い易かったのではないかと存じます。３本のグリップエンドの高さの違いはツインフィン＜３ｍｍ匠創＜１０ｍｍ林裕人くらいでございまして、この包丁が一番グリップエンドが上がっております。したがいまして、この包丁で調理しようと致しますと意識して手首を下に曲げるようにしないとうまく使えませんでした。３本とも削ぎ切りはちょっとやり難いデザインでございます。購入いたしました状態での切れ味は、この包丁だけのことかも知れませんが、左利き用のような刃付けとなっておりまして、ニンジンのスライスを致しますと外側に外れやすく切れも今ひとつと言った感じでございます。また、刃先の６ｍｍほどが鏡面仕上げのようになっておりますが、弱冠食材によっては張り付くような感じが致しまして、切れを損なっているようにも感じました。私の感覚から致しますと研がなくては使う気のしないレベル（購入時のほとんどの包丁も同じ）でございますが、ブレードが刃先の方にかけましてかなり薄く造られておりますので、一般的な包丁が１時間から１時間半掛かりますところ３５分程度で研ぎ上げることが出来ました。研ぎ上げました結果は、メーカーや鋼材、価格（１０５円～３４，０００円）に関わらず大して違いはございませんでした。特筆する点と致しましては、包丁の使い方（握り方など）や食材の切り方（銀杏切り、短冊切りなど）のリーフレットが添付されておりますことと、研ぎ直し券が付いておりました。調理初心者の方には嬉しい附録かと存じます。以下は、この包丁のデータでございます。アーネスHayashi Hirohito A-76426 シェフズナイフ　２１０ｍｍ全長＝３３１ｍｍ、重さ＝１４８．７ｇ刃渡り＝２１０ｍｍ、刃幅（刃元）＝４９．２ｍｍ、背厚（刃元）＝１．７２ｍｍブレード＝モリブデン・バナジウム鋼、グリップ＝ナイロン以下は、ツインフィンと匠創のデータでございます。ツヴァイリングヘンケルスツインフィン シェフナイフ ２０ｃｍ全長＝３２６ｍｍ、重さ＝１５３．３ｇ刃渡＝２０１ｍｍ、刃幅（刃元）＝４４．２ｍｍ、背厚（刃元）＝１．５３ｍｍ材質：ブレード＝スペシャルフォーミュラスティール、グリップ＝１８－８ステンレス貝印関孫六　匠創　シェフナイフ　２１ｃｍ全長＝３５９ｍｍ、重さ＝１９０．８ｇ刃渡＝２１０ｍｍ、刃幅（刃元）＝４５．４ｍｍ、背厚（刃元）＝１．９２ｍｍ材質：ブレード＝モリブデン・バナジウム鋼、グリップ＝１８－８ステンレスm(^=._.=^)m

見た目はステンレスの安い包丁ですが、刃先の素材が良いのでしょう、永く切れます。刃の厚さか薄いのも良いですね。素晴らしい包丁です。