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B**I
泣ける!
9月はわっしょい!バックマン祭り!と言うのも新しい作品"Anxious People"が先日リリースされたばかりで本が到着するまでに他も読んでみようと色々選んだ中の1冊。こちらは短編です。カバーから見て取れるように「グランパと孫のノア君」をメインにお話しが進みます。ノア君のパパも出てきますが表紙のまま想像して良いと思います。お船にも意味があります。本の中にも可愛い挿し絵が2人に寄り添うように描かれています。アルツハイマーのグランパ。頭の中に「スクエア」と言う場所があり、そこにはノア君にあげたオモチャがあったり、先に逝ってしまった愛しいグランマとも会話が出来ます。それにグランマが好きだったヒヤシンスの香りもいっぱいします。ただ このスクエア(脳)がだんだんと小さくなり…本のタイトル通りお家(現実)に戻るまで/思い出すまでの距離がだんだんと長くなっていきます。昔は仕事一筋で息子に自転車の乗り方さえ教えなかったグランパ。変わり果てた父親の姿を見て息子(ノアパパ)は胸を痛めます。内容はとてもシリアスで悲しいお話なのですが、そこはバックマン。ユーモアが加わり思わず笑ってしまう場面も。ノア君はいつでもグランパを優しく包み温かい言葉をかけます。うーっ!泣いてまうーっ!たった80ページほどでこれだけを表現するって…がーさす!悲しいけど心あたたまる1冊です。
ترست بايلوت
منذ شهر
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